【部活動の再開】就活と部活、気持ちの整理
2020/07/22
全国各地で新型コロナウイルス対策を行い、部活が再開
全国各地で様々な部活動が再開してきました。
もちろん通常通り(コロナウイルス感染拡大前)とは違い、時間制限と人数制限を行ったり、チーム練習ではなく自主トレ形式で行ったり、チームや、競技によって、様々な工夫をして活動を行っております。
体育会学生は気持ちの整理はついていますか?
特に体育会学生は、一般学生と違い、1回生から現在まで、大学入学と同時に、「部活動中心の生活」を過ごしてきましたね。
約3か月、部活動も出来ず、学業も就活も慣れない『オンライン生活』になり、将来を考えるにも、パソコンやスマートフォンの中でしか考えられないし、体育会学生としては、「体が資本だ。」と思ってきた人生で初めて経験だったと思います。
だからこそ、『部活の再開』は、制限があっても、「心が躍る部分」もあろうかと推測はされますし、特に4回生は、「最後の秋へ」と気持ちを引き締めている事でしょう。
しかしながら、今の4回生は、『就活』と言う現実も併せて持ち合わせています。
部活動の気持ちが先行してしまい、現実逃避をしてしまう傾向になるかもしれません。
先ずは、『部活動の再開によっての気持ち』と「就職活動での現実の気持ち」を、一呼吸を置いて、見直して整理しませんか?
気持ちの整理とは・・※やはり体育会学生は強みを活かした就活が出来なかった。
7月に入って、大手新卒採用企業のアンケートが公表されていました。その一つとして、
経験した最終面接がどんな形式だったか聞いたところ、
対面が57.9%だったのに対し、ウェブ面接が41.5%となり、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにオンラインでの採用活動が広がってきていることを示しています。
約4割の企業が、最終面談を、オンラインで行っていました。
体育会学生としては、合否だけでなく、強みを活かした就活が出来なかった点や、就職活動のやり切った感・達成感(内定はあるが、承諾をして良いのか?)など、オンライン就活が、『学生の気持ち』の整理出来ていない点において気になります。
気持ちを整理していくためには、どのようにすればよいのでしょうか。ここでは、気持ちの整理の上手な人と下手な人をみていき、その違いから気持ちの整理の仕方を考えていきたいと思います。
就活と部活で揺れ動く気持ちの整理の仕方
問題を絞って「可視化」させる
パソコンやスマートフォンの世界はある種、想像(仮想)の世界です。
目に見えるが、スポーツのように、五感で感じるものでありません。
ですからどんどんと気持ちが、膨らんでしまい、自分の世界を作り上げてしまう事もあります。
気持ちがモヤモヤしている時、「さっさとスッキリしたい」「綺麗に整理して軽くなりたい」と誰もが思うでしょう。
しかし頭では終わったことだと分かっていても、ずっと気にかかっていたり、ぱっと忘れてしまいたいのに心の中でとどまっていたり。現実ではなかなかすぐには整理できません。
その一番の方法が人に相談することです。
しかしながらそれには相手が必要ですし、悩みによっては相談ができないこともあります。
そのような時にできるのが「書きだすこと」です。
だまされたと思って、自分が悩んだ時はかきだして整理してみてください。その悩みを書きだして形にすることだけで少しスッキリします。
悩みから一歩離れて「客観視」し、「事実」を正しく認識する
スーツでの行動や、説明会や面接など、部活と違う雰囲気の中、少々疲れ気味・内定が出ない焦りなど、精神的にマイナス思考になり、部活再開において、急に『やっぱりスポーツだ。』と、部活命になって、紛らわす事をしていないか?
事実を書き出すことで、自分の悩みが形になります。そうすることで、悩みから一歩距離をおけるようになります。このように外在化ができるようにして、客観視することができるようになります。
自分が作りだした想像の世界は、実はそんなに対したことがないのかもしれません。
できることは明確であるかもしれません。事実をそのまま見つめるようにするのです
就活や社会への準備が、部活にも活きる
就活での現実や、部活の高揚感など、「客観視」し、「事実」を正しく部活と就活を認識する事は、「選択的抽出」という自動思考によって、自分自身のマイナスな面ばかりを感じてしまい自信喪失している学生には、最後の秋に向けて、解決できることが一番なのですが、どうにも解決ができないこともたくさんあります。
それが理不尽であったとしても、飲みこまなければいけないこともあります。
そのような解決できない悩みに対しては、割り切ることが必要になります。
割り切るためにどうすればよいのか、その答えはひとつです。
自分にとってのメリットを考えることです。
割り切りが上手な人は、自分のペースを守りながら周囲と接していけるようになります。
自分を肯定できなくなると、ネガティブな思考がまわって気持ちの整理がつかなくなります。
抜け出せない時は、意識的にいい部分や自分にとってのメリットを書きだしてみます。
そうする中で、「ちょっと考えすぎではないかな」「これはいつもの思い込みかもしれない」などの意見を自身に投げかけ、現在を再確認してみるのです。
最後に
人は生まれもっての気質があり、さまざまな経験をして成長していく中で性格が形成されていきます。
性格というと広くなりますが、思考パターンもその人それぞれの特徴があります。
同じ事実があっても、人によってとらえ方が異なります。
元来の体育会の強さ(仮想社会を経験している)を発揮し、就活と部活で揺れ動く気持ちの整理の仕方をマスターし、3年生以下は、部活に活かせるように、『可視化・客観視し「事実」を正しく認識する』、4年生も就活と言う現実もあるが、改めて、自分達の強さを認識し、気持ちの揺れ動きを少なくしてほしい。
改めて:元来体育会は、体育会の強みとは・・・仮想社会を経験している。
これは、人間の本能の部分であるが、「隣の芝は青く見える」というように、人は生れながらに、「ある種の不平等感」を持ち合わせている。
スポーツは純粋に「練習時間×能力」で=「優秀な選手」になるわけではありません。
様々なスポーツ選手でも「身体が大きい」と言った武器になる部分を全ての選手が持っていませんし、そのことにより「身体の小さい選手」は「ある種の嫉妬」も覚えるでしょう。
また、レギュラーを取られた選手は「こいつがいなければ…」と違う嫉妬も経験するでしょう。
そして常に活躍を求められた選手は「誰かやってくれよ」と思いながらも「自分が責任を取らなければ…」とプレーしています。
これは人間が「潜在的に、全ての人が持ち合わせていること」でありますが、社会活動においては、「現状を理解し、現状の組織や個人の能力を高める」以外、解決方法はありません。
この状況化を理解し、精神的に解決方法を全てのアスリートは無意識に備えております。
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