【23卒】 自分を知って相手を知る! 部活に忙しい体育会学生の業界研究術
2021/08/16
体育会学生が就活を始める時に意外と定まっていないのが、「行きたい業界が決まっていない」「興味がある業界が見つからない」とか、自分が何をしたいのかということがわかっていないことが多いです。
関心のあることは何かをわかってなければ、就活の軸がぶれてしまいます。
そこでやっておきたいのが、自分に合った企業を見つける業界研究です。
でも、体育会学生は部活もあるし・・・なかなか時間を割けないですよね。そんな体育会学生に何から手をつければいいか、何をポイントに判断すればいいか等をまとめてみました。
「名前をよく聞く大企業」「スポーツに関わりたいスポーツメーカー」「公務員」だけではなく、本当に自分に合った企業と巡り会えるように参考にしてください。
業界研究のやり方ってどうする?
まず「業界研究をしよう!」と思っても、何から手をつけて良いか分からないという体育会学生も多いのではないでしょうか?
業界研究は以下の手順で行うと、効率よく研究が進みます。
まずは自分の興味ある企業(仕事)をピックアップ
業界研究で1番最初にすることは、興味のある企業を1つ見つけること。
既にその企業を受けることが決まっている、という学生は少ないでしょう。
そんなときは、なんとなくでも構わないので1つ選びましょう。体育会学生に多いのは「先輩が勤めている企業だから」と慕っていた先輩が入社した企業、先輩に紹介してもらった企業など、体育会ならではの選び方があるのではないでしょうか。
企業ではなく業界全体に視野を広げてみる
選んだ企業が何の業種なのかを調べ、業界内でのその企業の立ち位置を知りましょう。企業の立ち位置を知るには、他社との比較が大切になってきます。業界内の様々な会社と比較して、違いと共通点を探りましょう。
そこで知った違いは、志望動機を書くときにとても重要になります。
業界と業界のつながりを調べる
興味のある業界がどんな仕事をしているかを知ることで、異なる業界とどのように繋がっているのかが見えてきます。異なる業界が見えてくると、そちらにも興味が出てくるかもしれません。そのときは、その業界の特徴(市場規模や職種、仕事内容、将来性など)を調べてみるといいでしょう。
視点を変えることで、例えば中小企業であっても伸びている会社・やりがいのある仕事などを見つける事ができると思います。
求められている人材を考える
同じ業界の企業に共通する点と、業界と業界の繋がり方から、求められている人材を考えます。
自分の興味があっても、その企業(業界)が求める人材でなければ、入社することは難しいです。
自分と企業の求めるものを、だいたいでも事前に摺合せをしておくといいかもしれません。
業界研究で注目すべき必須項目とは?
業界研究のチェックポイントは以下の3つです。全てチェックしておくと履歴書の志望動機や、面接においても役立つので確認しておきましょう。
業界の市場規模
業界の全体像を把握するのは、とても大切です。とかく体育会学生は面倒なことを置き去りにしてしまいます。
全体の売上はいくらなのか、平均年収はいくらなのか、などの数値化して覚えることを訓練しておきましょう。
また興味がある企業のビジネスモデルや動向(売上・シェア)を把握しておくことも重要です。
業界の仕事内容
「誰を相手に」「どんな商品(サービス)を」「どのように売っているのか」の3つを知っておきましょう。何をやっているか詳しく調べておかないと、なかなか仕事内容の想像がつきにくいもの。事業がどのように成り立っているのかを押さえておけば、仕事内容もイメージしやすくなると思います。
業界の現状・課題・将来性
興味のある業界はどんな現状なのか、将来性のある業界なのかを調べてみます。調べてみると、これからは厳しい環境となる業界だったとか伸び盛りの業界であるなどが、何となくわかると思います。現状や過去に問題があった場合は、何が原因なのかまでしっかり調べましょう。課題を明確にしておくことで、自ずと将来性も見えてきます。
業界研究でおすすめのツールは?
インターネットが発達している現在、業界研究に使えるツールはたくさんあります。それぞれのポイントをご紹介するので、時間のない体育会学生もそれぞれに合ったツールで業界研究を進めておきましょう。
就職情報サイト
1番手軽で利用者が多いのが就職情報サイトです。
手持ちのスマホや携帯で行うことができるので、電車に乗っている通学時間内などの隙間時間にも業界研究ができる手軽さが魅力です。また、本格的な業界研究の結果が載っているサイトもあり、利便性が高いのが特徴です。
新聞やニュース
新聞やニュースなどは、特定業界や社会全般の最新動向を知ることができます。就活の面接では、社会動向などの一般常識を聞かれることも多々あるので、新聞で自分の興味のある業界以外の動向を知っておくのはおすすめです。
今はあまり新聞をみることも少ないと思いますが、就活の時期などは日本経済新聞を定期的に読んでみるなど、社会人への準備として行うことも大切です。
書籍や雑誌
「就活四季報」や「業界地図」は、膨大なデータを1冊で知ることができるのがメリットです。業界の成長度なども記載されているので、現状を知りたいときにぴったりです。
合同説明会(インターン企業説明会)
1度に多くの企業を知ることができる合同説明会は、企業や業界の比較をするのに最適な機会です。その場で気になったことは質問可能なのもポイント。企業や業界について多くを知ることで業界全体への理解も深まります。
体育会学生は、なかなか3年生のうちから積極的に参加をしませんが、コロナ禍の中、オンラインで参加できる説明会が増えています。部活や授業の時間との調整もありますが、参加できるものは早いうちから参加しておくのがいいでしょう。
最後に
興味のある業界・企業から色々と深堀りして調べてみると、知らなかったけど、自分が「やりたいこと」、「できること」の能力を発揮できる業界・企業が見つかることが意外とあります。
今後、定年が70歳に伸びようとしている時代に、自分はどんなスキルを付けて、どんな社会人人生を過ごしたいのか、などキャリアプランも考えながら、業界・企業研究を進めてみてはどうでしょうか?
そんな体育会学生のキャリアプラン形成のお手伝いをさせて頂きますので、是非ご相談ください!
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