体育会学生の就活! 有利な点と不利な点
2020/11/27
体育会学生が就活で有利だとされていることが多いですが、一般的によく言われるのが「チームワークを理解している」
「協調性がある」そして、「ストレス耐性がある」ことなどが企業から評価・期待されているためです。
体育会学生はこの強みを上手にアピールできれば、就活がうまくいく可能性が高いのですが、それがなかなかできない体育会学生が多くなっています。
果たして、体育会学生の有利な点や不利な点はどこにあるのかを、考えてみましたので参考にしてください。
体育会学生の有利な点
体育会学生が就活に有利と言われるところは、具体的にどのような点なのか?
企業側が期待している2点を紹介していきます。
困難を乗り越えられる力がある
体育会の部活での経験の中で練習そのものの厳しさの他に、各競技でうまくいかなかった・できなかったことを乗り越え結果につなげるなど、ストレス耐性があると考えられます。
社会に出れば、学生時代とは比べ物にならないストレスがかかることが予測され、厳しい環境に自ら身を置いた経験のある学生とない学生とでは、ストレスを受けたときに発揮できる強さが全く違います。
そういう点では体育会学生の方が、そういう経験をしている人が多いと企業も考えているからです。
また、部活で養ったチームワークやコミュニケーション能力、勝利に向けた問題解決能力なども大きな困難を経て、身につけることができるものです。
変化にも柔軟に対応できる
もうひとつは「変化にも柔軟に対応できる」ということです。
これからの企業は常に変化に対応できる・挑戦を続けられる人を求めています。
その点で、体育会学生は変化に対応する経験を持っているところもメリットとなるのです。
体育会学生は例えば、年代が入れ替わることによりポジションが変わったり、個人がチームの中で持つ役割が年次によって変わっていきます。
その変化に対応したり、対応するために試行錯誤したりする経験を持つ体育会学生は、社会に出てもポジティブに変化に対応できると期待されています。
体育会学生の不利な点
一方で体育会学生が就活で弱いとされる点は、どういうところにあるのか? 2点に絞ってご紹介します。
就活の情報が不足しがち
体育会学生にありがちなのは、部活だけの付き合いでコミュニティが狭くなりがちなところです。
スポーツに集中するため自然とそうなってしまいますが、そのことが情報不足につながります。
就活について、一般の就活生たちと交流して考える機会が少ない体育会学生は、どうしてもスポーツに直接関係する企業や先輩がいるからという理由で企業を絞る人が多いような気がします。
しかし、視野の狭い企業の選択はもったいないことだと思います。それぞれの個性にあった仕事や企業はいくらでもあると思います。
就活の早期化に対応できない
もうひとつは就活の早期化に対応できないということです。
近年の就活は早期化が進んでいます。本格的に解禁になる前にインターンなどに取り組む学生がどんどん増えています。しかし、体育会学生は部活に集中しているため、インターンに行けない・行かない人も多くいます。
そしてそのまま、就活が本格的に始まる時期にも乗り遅れてしまうことがあるようです。
体育会学生がアピールするためには
体育会学生が就活で強みをアピールするためにはどうすればいいか、先程述べた不利な点を消して行く方向で進めると自然と強みがアピールしやすくなってきます。
経験してきたことを言語化する
体育会学生の弱点として、自分の経験やそこから学んだことをきちんと言語化できる人が少ないと言われています。
各競技では言語を超えたチームメイトとのコミュニケーションもあり、ロジカルなものばかりではありません。
しかし、就活においては言葉で表現して、面接官にわかってもらわなければ、どんなに価値の高い経験も学びも意味がないことになります。
企業が体育会学生に期待しているのは、華々しい成績や結果ではありません。
結果を出すために、どのようなアプローチをしてきたのか、失敗から何を学び次に生かしたかの経験です。
それを言語化して、面接官にアピールできるようにしていくことが必要です。
就活のスケジュールを立てる
一般の学生は3年生の夏前から動いています。体育会学生は部活を理由にインターンなどを敬遠しがちですが、積極的に取り組むようにすれば、就活への意識は高くなるでしょう。
遅くとも、多くの部活でオフシーズンとなる3年生の冬には必ず準備するという意識が必要です。
就活イベントでは他校の学生や部活の人と知り合うこともできますので、そのつながりを大事にすることも視野が狭く
なることを防いでくれると思います。
さいごに
体育会学生の見落としがちなポイントもあり、単純に有利とはいえませんが、体育会学生ならではの強みをしっかりと
発揮できれば、企業の求める人材にマッチしやすいのも事実です。
情報の収集力も勝負の分かれ目となりますので、早期に十分な準備をしていきましょう!
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