【就活】1分でわかる! 体育会学生の「メリットとデメリット」
2020/06/27
一般的に体育会学生は就活に有利といわれることが多いと思います。本当にそうなのでしょうか?
最近の体育会学生に接していると、体育会であることの強みや弱みを理解せずに、ただ気楽に活動しているという学生も多いように感じます。
社会や企業が急激に変わろうとしている中、もう一度きちんと整理してみましょう!
体育会学生が企業に求められるわけ
体育会学生は本当に企業に求められているのか?
それぞれの競技で目標設定を行い、それを達成するために規律を守り、どのように行動していけばいいかという思考を持って活動することが身についている、というイメージで企業も考えていると思います。
当然、もともとの体力・気力がしっかりしているという部分も否めません。
ただ、学生本人たちは幼少期からスポーツをしている中で、それが知らず知らずのうちに身についているので、よくわかっていない場合があります。
そこで改めて、就活において体育会学生にはどんなメリットやデメリットがあるのかを整理をしていきたいと思います。
体育会学生のメリット
企業が考える体育会学生のメリットを以下の5点にまとめました。
1.ストレスへの忍耐力
企業側が考える中に「ストレス耐性の高さ」がベースとしてあるようです。
やはり体育会という厳しい環境を選び、活動を続けてきたこと自体が、企業側からするとストレス耐性が高いということになり、社会人として色々なプレッシャーに耐え力を発揮してくれる人物であるという評価になっているようです。
2.競争力
企業活動は常に競争環境にあると言っても過言ではありません。
競争に勝つために商品力・マーケティング・技術力などを日々高める努力をしています。しかし、最も重要なことは社員ひとりひとりの勝ちたいという想いです。
体育会学生は競技を通じて、勝負に勝つことの執着心やこだわりをもっています。
企業にとっては過酷な競争を勝ち抜いていくため努力を続けられる体育会学生は、心強い人材であるのです。
3.チームワーク
企業というのは、各々が自分の役割を果たすことによって、円滑に機能し成果を出していくということになります。
各部門が連携して成果を出し続けていくには、チームワークは大変重要となります。
体育会学生は競技を通じ、継続して力を合わせ何かを成し遂げる経験をしてきています。
企業としては改めて教える必要がなく、チームワークを重視した働き方に期待が持て、採用のメリットが大きくなっています。
4.変化に対応する力
体育会学生は競技の中で、例えばポジションが変わるなど、個人の役割が組織の中で変わることが日常的にあります。
さらに、その変わったボジションに順応して、自分の存在意義を発揮するということが求められます。
また、組織そのものに変化が起こった時、チームや個人の問題に向き合い、試行錯誤を繰り返しながら「勝利」という 結果に向かうという変化する力が求められます。そういう力こそ企業が必要とするものだと思います。
5.仮想社会の体験者
体育会学生に話しをする時に、最大の強みは部活を通じて、仮想社会を経験していることだと話しをします。
例えば「身体が大きい」「足が早い」という能力を全ての選手が持ち合わせているわけではありません、「身体が小さい」「足が遅い」選手はある種の嫉妬を覚えるでしょう。
またレギュラー争いでは「こいつがいなければ・・」「こいつよりうまいのに・・」と違う嫉妬も覚えるでしょう。
このように個人では色々な想いを持っていますが、チーム目標のために日々練習に参加し、自分がチームに対してできることを献身的に行います。
これはまさに社会(企業)で経験することです。
社会において自己の現状を理解し、現状の組織・個人の能力を高める以外に解決方法はありません。
体育会学生はこの状況を知らず知らずのうちに理解し、解決する方法を無意識に備えています。
体育会のデメリット
一方で、体育会学生のデメリットは何かを考えてみました。就活ではデメリットを消していくような方法を考えていくと、自然と強みがアピールしやすくなるのではないでしょうか。
1.言語化
体育会学生は一般の学生に比べ、競技を通じて色んな経験をしていることが多いです。
同じ競技をしている仲間に感覚で通じることも、就活においては面接官にわかってもらわないと、どんな価値の高い経験も学びも意味の無いものになってしまいます。
企業が期待しているのは、競技での華々しい成績や結果ではありません。
結果を出すために、どんなアプローチをしてきたのか、失敗から何を学んで次にどう生かしてどんな結果になったかです。
それを確実に言語化して、アピールすることが重要です。
2.数値化
体育会学生だけではないかもしれませんが、自己PRなどで抽象的な表現が多いと十分なアピールができない可能性があります、社会ではあらゆる業務を数字ベースで判断し、意思決定をしています。
具体的な数字を示すことによって、初めて実績として評価してもらうことができます。
定量的な数値を入れて、成果を可視化するとともに、先程述べたように「どのようにその成果を出したかのプロセス」を伝えることが大切です。
3.コミュニティーが狭い
体育会学生は試合や練習の時間、場合によっては寮や合宿所での生活と組織に留まる時間が多く、他の人との接触機会が少なく、コミュニティーが狭くなる傾向にあります。
そのコミュニティーだけでの情報が圧倒的で情報量が少なくなりがちです。
ですから先輩がいるから・・とか、身近なスポーツメーカーなど、表面だけを見て判断する傾向があります。
一般学生のように業界全体や仕事内容(資格がとれる、技術が身につくなど)働き方について情報を集め、深く考える必要があると思います。
また、視野が狭いために自分を客観的にみれないということも多く、折角の体育会でのメリットを明確にできないという事
態になってしまうことが多いです。
さいごに
体育会学生の最大のメリットの「仮想社会の体験者」であることが、実は企業からみれば一番重要な資質かもしれません。
デメリットを克服し、うまく言語化をすることで、自信をもって就活に取り組むことができると思います。
スポーツの持つ力が社会に貢献できることを信じて頑張りましょう!
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