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COLUMN
コラム

企業に入るだけではダメ。入った後、何ができるかを考えよう!

2020/10/10

<人口は減っているのに大学進学者は増えている。>

新型コロナの影響で、学生の就活、また企業側の採用についても、前年までと比べて10~20%の落ち込みがあると、巷間(こうかん)言われています。その数字の影響を直接受ける格好になる大学生は、いったいどれくらいの人数がいるか、学生のみなさんは考えたことがありますか。

 

文科省が公表しているデータによると、令和元年の「18歳人口」は約117万人と言われています。これは20年前と比べると、約20万人減っています。脅かすわけではありませんが、平成時代のピークだった平成5年(1993年)と比べると80万人近く減ったことになります。

 

一方で大学進学者はこの人口の(平成)ピークだった5年と比較すると約20万人も増えているのです。紙数がないので、少々乱暴な表現になることをお許し願いたいのですが、簡単に言うと、高校卒業後の進学者は増えて、高卒で就職するなど、進学しない人はざっと100万人近く減ったということができるのです。

 

みんながみんな、大学を4年で卒業し、そのまま企業などに就職するのではないとしても、当然のことながら4年後の就職希望者は同様に増えていると考えられます。

 

企業の側も募集定員が10年前との比較で約56万人が60万人と増えていますが、4年後の大学卒業、そして就職希望者と比較しても、数字の均衡がとれているとはとても言えないのが実情です。

 

そんな状況下でのコロナ禍です。もちろん、業種や職種によって異なることは承知の上で言わせていただきますが、学生のみなさんの企業も当惑、試行錯誤を繰り返している状況なのではないでしょうか。

 

<採用の状況は、刻々と変わっている>

採用の条件も今後の動向をどう読むかによって変わってくるでしょう。今、求められているのがどういう人物なのか、何が一番の目的になるのかも変わってくると思います。それを見極める目もまた必要かと。

 

プロ野球の話になりますが、セ・リーグで今年、下位に沈んでいる広島東洋カープは、一昨年までのリーグ3連覇の間は、戦力の強化はもちろんのこと、人材発掘、スカウティングにおいて際立っていると評価されました。

オーナー自ら、選手の実力や年齢などを加えて一覧表を作って会議に持ち込み、「この年代の選手は○○がいるから、当面は必要ない。

年齢的に◯年後に不足するこのポジションの選手を獲得すべき」と働きかけた、ということが話題になったことがあります。

 

だから、強いんだ。まるで優勝がこの後何年も続くかのような報道でした。ところが、どうでしょう。FAで主力選手の流出があり、軸となる選手のケガによる長期離脱があり、2年続けて下位に低迷するとは、そのとき誰が予想したでしょう。

ことほど左様に、状況は刻々と変わっていきます。これも就活と似ていませんか?

企業にしても、その企業が近年置かれている状況によって、採用で求める人材が変わっていくのは間違いありません。

 

プロに行きたくたって行けない選手がいるように、その企業に行きたくても行けない人はたくさんいます。

プロ側が求めているポジション、企業であればその会社が求めているポジションを知り、“出場機会”が得られるようでないと、採用されることができても活躍は望めないということになるに違いありません。

 

入社がゴールではなく、入社後に働く機会を得て、そこでの活躍こそがゴールなのですから。

 

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