コロナで変わる就活、体育会学生が勝つ可能性
2020/06/13
コロナウィルスで就活事情も大きく様変わりをしてきました。
合同説明会の中止や延期など3密を避けるために、これまでとは違うオンラインでの説明会や面接など、大学生及び企業にとって「これまでにない就活」となっています。
そんな状況下だからこそ、体育会学生が一般学生に勝つチャンスがあるのではないかと考えました。
グループワーク重視の就活、オンライン化で企業も困惑
21卒の就活は、コロナウィルスの影響を受け、就活のスケジュールそのものが遅れています。
内定をもらった学生の多くは昨年からインターンシップに行ったりするなど、早くから就活の準備をしていた学生が主体となっています。
一般学生に比べて、比較的スタートの遅い体育会学生でも、通常であれば選考解禁となったこの時期に内定をもらっていますが、今年はまだ内定を出していない企業も多く、内定率が下がっています。
一方、企業からしても、説明会の中止や延期をせざるを得ず、選考をオンラインへの移行するなど準備に時間がかかって就活が一時停滞していた状況です。
さらに企業側を悩ませているのが、選考過程で実施していたグループワークが行えないという事態があります。
体育会学生にとってはアピールの場が減っている状況となっています。
7~8年前より、これまでの面接重視からグループワークに重きを置くような傾向となっています。
面接では、いわゆる猫をかぶられてしまうと見抜けない部分がありますが、グループワークは面接官が絡まず学生同士で行うもので、コミュニケーションスキルをはかりやすいという理由です。
オンラインを制するものが就活を制する
学生の立場からするとオンラインで移動の必要がないなど、楽になる部分もあります。
面接などもリアルな対面では緊張しますが、自宅など慣れた環境下で受けられるオンライン面接では少しは緊張も和らぐのではないでしょうか。
一方、オンラインでは「演出力」も求められます。画面に映る背景の様子で印象は違いますし、画面が暗くて人格までどんよりとして見える人より、照明が顔の正面からあたって、表情がしっかりと見える人の方が明らかにプラスに働きます。
しかし、体育会学生にはそのアドバンテージを活かす意識ができていない学生が多いのが現状です。
というのも、パソコンを持っている学生は3割程で、残りはスマホで臨んでいます。スマホを見ることは慣れているけど、映ることには慣れていない。にもかかわらず、練習をしないでぶっつけ本番という学生が多いように思います。
できれば面接対策だけではなく、社会人になるための準備としてパソコンの購入をお勧めします。
就活は「段取り8割」だと思います。自己紹介やグループワークのシミュレーションだけでなく、オンライン面接の対策として、Zoomの練習は今後必須です。自分はどう映っているか、自分の声はどう聞こえているか、ネット環境は大丈夫か、電源は確保できているか、など全てが内定をつかむための準備となります。
オンラインの対策がうまく、きちんとアピールできる人材こそ、これからの時代に必要な人材であると印象を植え付けられるでしょう。
変化する時代だからこそ、求められる柔軟性
今までと違い、デジタルを駆使する就活に一気に変わりましたが、学生に求められているのは「アナログの力」だと思います。体育会学生の強みを発揮できるところでもあるのではないでしょうか
勉強ができる学生=一般学生は即戦力になり得る存在です。
しかし、彼らは知識に自信を持っていて、それに固執してしまう人が多いような気がします。
一方、体育会学生は基本的に大人の話しを素直に聞けます。それはやはり部活という組織の中で養われたもので
あると思います。
素直な人=伸びる人
柔軟性のある人です。
就活のオンライン化への流れは、一時的なものではなく、スタンダードになっていくと思われます。
就活のスタイルが変わったのなら、それに合わせる柔軟性を持つことが内定への近道です。オンラインだから大したことはないと考えるのか、素直に話しを聞いて実践できるのかで変わってくると思います。
強い人だけが生き残るのではない、変化できる人が生き残れる
合同説明会が開催されなかったり、学校にも情報が集まりにくいなどの現状では、学生が自ら情報を取りに行くことが求められます。そういった時代での企業選びの基準はどうすればいいかをお伝えします。
数ある業種から選ぶ基準は、
・ 自分が好きな分野・興味がある分野
・ 自分が一日でも長く続けられる分野
・ 自分のような人材(体育会学生)を求めている分野
上記の中から、3業種に絞り、その3業種でレベルの高い企業から順に4社ずつを挙げていきます。
すると3業種×4社で12社になるので、その12社を「会社四季報」などを使って徹底的に調べます。併せて企業のホームページを見れば、企業理念やどういう人材を求めているかわかります。
体育会学生は事前の企業研究にもう少し時間を割くべきだと思います。
デジタルの時代だからこそ、逆にアナログへ振り切るのもありで、人事部の人へ積極的にアプローチして情報を収集する積極性が必要かもしれません。
コロナウィルスの影響で企業の採用スタイルも通年採用やジョブ型採用など、ますます変化していきます。
これからは学歴よりも変化に順応できる人材が企業に強く求めれられる時代となります。
体育会学生は変化できる強みを忘れている人や置き去りにしている人が多いです。就活を機にもう一度自分を見つめ直してみましょう!
「強いものが生き残るのではなくて、生き残れるのは変化できるもの」 ダーウィンの言葉です!
SNS
@spokyari2020