体育会学生に贈る! 自分にプラスになる「人脈」を持とう!
2020/10/01
◆人との付き合いを大切に
いくら学生時代にアスリートとして好成績を残したとしても、社会人になって、そのままトップアスリートの一人としてプレーを続けるのでもなければ、卒業後の進路に関して言えば、現役時代のアスリートとしての実績が高かろうが低かろうが、大きな差はありません。
プロスポーツを例にとると、現役を退き、キャリアチェンジを強いられることになっても、思うようにいかない“元選手”たちを多く見てきました。
なかには、一流プレーヤーであったばかりに、妙にプライドが高く、素直に頭を下げることができず、コミュニケーションがうまくとれなかったり、セカンドキャリアの”一歩”を踏み出せない人も、少なからずいました。
セカンドキャリアを成功させている人の多くの方が、その理由の一つとして口にしていたのは「人脈」です。
人とのつながりを持つことで、視野も広がるし、新しい世界も見えてくる、と言われる方もいました。
そういう方たちは、一言で言うなら、コミュニケーションをとることがうまいです。
初めて会った時でも、まるで昔からの知り合いのように話をしてくれる方もいました。
「ちょっと待って。学生のうちから、そんなに人脈なんて広がっていかないです。うまく作れないですよ」という方もいるでしょう。
たしかに、20代になったばかりの人に「人脈」がないのはあたり前のことです。大学や、みなさんならばスポーツの現場であった人がほとんどで、確かに「人脈」と言えるほどのものはないでしょう。せいぜい「知り合い」といえるレベルかもしれません。
◆「恋愛」は人脈づくりに似ている
人脈づくりを恋愛にたとえていう人がいます。
「出会い」から「もっと話をしたい」と思い、さらには「深くていい関係を築いていきたい」と変わっていく。これこそが人脈づくりと通じるということでした。
たしかに最初会ったときは、どんな人かわからなくても、その人に興味を持ち、二度三度を会っていくうちに、もっともっと話をしたい、もっともっと会いたいと変わっていくのは、恋愛と同じなのかもしれません。
人との出会いを大切にし、いい関係を築く努力をするということは、恋愛でも友人との付き合いでも大切なことです。
昨今は、SNSが発達し、直接会って話をしなくてもコミュニケーションを持てるようになっては来ています。
しかし一方で、文字や1、2枚の写真だけで真意が伝わらなかったり、ちょっとしたニュアンスの違いで誤解が生まれることも少なくありません。
表情や口調の変化で相手の気持ちを読み取ることができるのです。
そんなことの積み重ねによって、人との信頼関係が生まれ、ひいてはそれが人脈として広がっていくのではないでしょうか。
学生のうちはその“とっかかり”となるものを見つける、そういう考え方でいいのではないかと思います。
ましてや体育会に属しているみなさんは、人脈づくりに必要な「仲間を大切にする」気持ちや「相手の顔を見て話す」ことは自然の中でできていると思います。
そんなことの一つ一つを大切にしていけば、いつかそれが「気高い」人脈と変わり、自らの人生を助けてくれることになると思います。
人脈とは → 人と人とのつながりのこと!
是非、自分のこれからの人生のために、色んな繋がりを大切にしていきましょう!
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