東京でも「就職活動スタートアップセミナー」開催!
2020/12/16
<就活に臨む体育会学生のためのセミナーに約180人の学生が参加>
(株)スポキャリとアクセスネクステージがコラボして取り組んできた“体育会学生のため”の「就職活動スタートアップセミナー」が、12月12(土)、13(日)の両日、東京・青山にあるアクセスネクステージ青山で開催された。
2週前に大阪・梅田にて阪神大学野球連盟主催で行われた同セミナーの“東京”版。6年前から、阪神大学野球連盟が独自に、所属する体育会野球部の学生たちを対象に行ってきたスタートアップセミナーは、翌年から本格的に就職活動がスタートする3年生が秋シーズンを終えたタイミングで就活、キャリア形成の意識付けを目的に毎年、この時期に開催されてきた。
2020年から、(株)スポキャリとアクセス就活<(株)アクセスネクステージ>がコラボして開催されるようになったことをきっかけに、東京でも行わることになった。
大阪のセミナーは2日間、午前と午後スタートで計4回の講座が行われ、約300人の学生が参加するなど盛況だったが、初めての試みとなった東京開催では、神奈川大学野球連盟協力の基、2日間、こちらは大阪とは違って各日1回の講座となったものの、連盟に所属する学生を中心に、2日間で、約180人の学生が参加するなど、大阪にも劣らぬ盛況ぶりだった。ゲスト企業も2日で延べ19社が参加するなど大いに盛り上がった。
大阪で6年目を迎えたイベントは、関西地区でプレーする野球部員にとって、就活への意識を高めるイベントとして定着し、近年は主催の阪神大学野球連盟のみならず、他の連盟に所属する学生の参加も見られるなど広がりを見せてきている。野球界でいうなら、プロ野球のドラフト会議で指名されるような、一見『就活』とは縁のなさそうな選手でさえ、数多く参加してきた。阪神からドラフト1位指名を受けた佐藤輝明(近大)もその一人だ。
講演では“バランス”の大切さを強調
2日間のセミナーは、前半は『就活支援講演』。後半は学生たちが、ブースを設けたゲスト企業を訪問し、企業からのプレゼンを受けるというスタイルで行われた。
講演には、神奈川大学野球連盟の理事長を務める佐々木正雄氏が登壇。
高校野球―大学野球で長く監督を務められた佐々木氏ならではの多岐にわたる話が繰り広げられ、佐々木氏が「最初はおとなしくて、なかには目を伏せていたような学生もいたけど、話を進むうちに、目の色が変わり、真剣な表情に変わってきた。学生たちの意識を少しでも高められたのなら、講演させてもらった私としてもうれしい」と言われるように、学生たちの表情や姿勢が目に見えて変わっていったのがわかった。
佐々木氏が話の中で特に訴えていたことが「バランスの大切さ」だった。これは、野球選手としても、所属するチームの中での役割においてもそう。「一人一人が、自分さえよければいいという考えでは、チームも個人も強くなれない」と力説した。
その「バランス」という意味では、「企業だってそうだろう。例えば、東大卒の社員だけでは、バランスの取れたいい会社にはなれない。トップの大学を出た人間でなくても、やるべき仕事は必ずある。企業もまた”バランス”を求めている」と、当日参加した学生たちにわかりやすく説いていった。
参加した学生からは、「このような就活イベントに参加したのは初めてだったけれど、非常に参考になった。いろいろな話も聞けたし、今後の自分の進路についても、真剣に考えるという意味でいいきっかけになったと思います」と声も聞かれた。
新型コロナウイルスは、まだまだ終息を見せないが、そんな中でも、参加した多くの学生、企業ともに手ごたえを感じられた意義のあるイベントになったのではないだろうか。
【参加大学一覧】
横浜商科大学・横浜市立大学・関東学院大学・桐蔭横浜大学・鶴見大学・松陰大学・神奈川大学・横浜国立大学(神奈川大学大学野球連盟:硬式野球部)
日本体育大学・東京経済大学(硬式野球部・軟式野球部)
(写真説明)
講演を行った佐々木氏。
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参加した学生は話を聞き漏らすまいと真剣な表情で耳を傾けていた。
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ゲスト企業は両日で、19社が参加。それぞれのブースで採用担当者が学生向けに熱の入ったプレゼンが行われた
(写真説明)
『事前講座として』学生たちにセミナーの説明、意義を説く(株)スポキャリ岡会長。
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