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学生の本音は?全日本大学野球選手権中止について緊急アンケート

2020/05/21

はじめに

新型コロナウイルスの感染の影響にて、「全日本大学野球選手権」「全国高等学校野球選手権大会」等の小学生から大学生の各競技で目標とする主要大会が中止となっています。

何よりも命を優先すべき状況下、各競技関係者の判断は妥当であると思います。

更に、感染拡大の影響は、学校教育の核心的問題(学業)にも影響しており、課外活動である部活動も制限されています。

 

世間では「何とか大会をさせてあげられないか」「時期をずらして」等々、周りに意見が色々とあります。

では、主役であるはずの選手はこの事態をどう捉えているのか?

スポキャリでは、主役である選手はどう思っているのか緊急アンケートを行い、事態を少しでも前へ進めるべく、何かできることはないかと取組んでみた次第です。

 

調査対象

 

調査対象はスポキャリ主催の就活イベント(スポキャリ関西・首都圏体育会学生スタートアップセミナー・相談会:昨年11月23日~2月8日まで)に出席した野球部4回生を対象にアンケートを行いました。

 

目 的:全日本大学野球選手権が史上初の中止への向き合い方と就活という現実調査。

・対象:スポキャリ主催 就職活動スタートアップセミナー等、参加学生

※2日間 参加学生野球部登録 311名  有効回答 213名 (約68%)

※3年生秋季リーグ戦終了で引退している学生も含む。

※参加大学一覧  阪神大学野球連盟加盟18校 及び 京都先端科学大学・近畿大学

奈良学園大学・吉備国際大学・東洋大学・法政大学など

・期 間:2020年5月13日~16日

 

アンケート内容

<質問>

コロナの影響で全日本大学野球選手権が史上初の中止となりました。 4回生の皆さんに大学スポーツ界の運営の為、ご意見を聞かせてください。

Q:下記の中で選択をしてください。

 

①全国大会はないが、春季リーグ戦は行って欲しい。(通常通り)

②中止でも良い。(即引退)

③4回生のみの大会 (イメージは新人戦の4回生版)

④その他、ご意見・アイディア

各スポーツ界においては、目標を失い気味になっていると思います。

微力ですが、何か皆さんの力になれればと考えています。

改めて、『スポーツをやっていて良かった』と思えるように、活動したいので、是非、上記の①②③④の返信をお待ちしております。

 

アンケート結果

<回答>

① 82名  ② 90名  ③ 35名  ④ 14名      ※複数回答あり

 

学生の意見(※①~④の返答での意見、一部抜粋)

 

 

コロナウイルス収束に向けてインターハイや甲子園も中止を決定している中、大学野球は開催するというのはまずいと思う。クラスターの可能性が十分にあるので現4回生には残念だが、このまま引退するのがベストである。現4回生が耐えることによって、コロナウイルスが収束し、下の世代の引退試合が出来ることに繋がると思う。

 

 

 

 

 

最後に

まずは、急な依頼にも係わらずアンケートにご協力頂いた学生の皆さん、誠にありがとうございました。

 

スポキャリでは、学生の皆さんにアンケートを通じて『大学野球=自分達』・『今までの事(小学校から大学生の野球での出会い)そして、これからの事(就活を含め社会人になる)』という意識を一瞬でも持ってもらいたいと考えました。

 

実は、この記事をアップしようとしていた、まさに本日、阪神大学野球連盟では春季リーグ戦の中止が決定しました。

スポーツ界にとって、コロナウイルス感染症の影響が留まらないことを痛感しています。

 

目標を失うと、どうしても思考が停止してしまいがちになりますが、我々大人が知恵を出し、少しずつでも前へ進めて、修正しながら、問題を解決し、長い人生の中でやっぱり「スポーツをやっていて良かった」と思えるような学生を増やすため、微力ながらできることからやっていこうと思っております。

 

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