阪神大学野球連盟主催 「就職活動スタートアップセミナー」
2020/12/08
<大阪開催のセミナーには28社、約300人の体育会学生が参加>
11月28日(土)、29日(日)の両日、阪神大学野球連盟が主催する「就職活動セットアップセミナー」が、大阪梅田にある(株)アクセスネクステージ関西支社にて開催された。
これは6年前から、阪神大学野球連盟が独自に、所属する体育会野球部の学生たちを対象にスタートさせたもので、翌年春からの就職活動の本格化を前に、3年生が秋シーズンを終えたタイミングで、就活、キャリア形成を目的に意識付けをし、就活を本格化するためのきっかけにしてほしいと、毎年この時期に開催されてきた。
2020年からは、(株)スポキャリとアクセス就活<(株)アクセスネクステージ>がコラボして協力する形となり、セミナー当日は阪神大学野球連盟に所属する大学だけでなく、他大学の学生たちも参加。
当初は2日間(午前・午後の計4回)の講座に各回定員100人とし、トータルで400人の参加が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響を受け、参加予定だった3校が急きょ参加不可能になり、2日間で約300人の参加となったが、ゲスト企業も14社(2日間:延べ28社)を数え、盛況な開催となった。
関西地区の選手たちにとっては、就活を本格化する段階にあって、認識を新たにする貴重なイベントとなってきており、過去には、プロ野球のドラフト指名を受けた選手たちの参加も見られた。
今年度のドラフト指名選手でいえば、阪神1位指名の佐藤輝明(近畿大)、広島2位指名の森浦大輔(天理大)、巨人育成2位の喜多隆介の3選手は昨年のイベントに参加している。
また、過去にさかのぼれば、19年の広島5位指名で石原貴規(天理大)、16年の楽天4位指名の菅原 秀(大体大)もセミナーへの参加経験がある。
講演では学生が見落としがちな大事な視点の話も
当日、4回のセミナーは、それぞれ『就活支援講演』でスタートし、そののち、学生のみなさんがゲスト企業を訪問するというスタイルで行われ、企業訪問の後半の「自由訪問」では、人気の企業には用意した座席が足らなくなるほどの盛況を見せた。
就職支援講演を行ったのは、阪神および京滋大学野球連盟に属する大学から、野球部および学生たちの就活にさまざまな形でかかわりを持ってきた指導者のみなさん。
28日(土)は、午前スタートの第1部では濱名 篤氏(阪神大学野球連盟会長/関西国際大学学長)、午後スタートの第2部は宮崎正志氏(大阪産業大学野球部監督/連盟常任理事)が講演。
翌29日(日)は、第1部が関 晶弘氏(流通科学大学野球部GM/連盟常任理事)、第2部は坂根耕世氏(京都先端科学大学 スポーツ振興室 野球部前監督/京滋大学野球連盟常任理事)。計4氏が、それぞれ就活にかかわることをテーマに講演、学生たちは大切な話は聞き漏らすまいと真剣な面持ちで懸命にメモを取っていた。
新型コロナウイルス禍の中で、就職活動の間口が確かに狭まっているが、かつての”リーマンショック“ほどではないという話では、多くの学生に希望の光をともしたに違いなく、体育会学生の就職希望者が多いスポーツ系企業の話では、本社だけでなく関連会社という選択肢もあり、やりがいのあるスポーツにかかわる仕事ができるという具体的な話もあった。
また、例えば面接に臨む際に、スーツに合った靴下の選び方など、学生の意識が向かないことが多い“身だしなみ”の話もあり、しっかりとメモを忘れない学生も少なくなかった。
講演された4氏の話は、「スポキャリ インタビュー」の項で順次紹介していく予定にしている。
また今後は今回同様のイベントを東京、名古屋でも開催の予定。参加を希望する方はスポキャリのHPからお入りください。
【参加大学一覧】
阪神野球連盟=追手門学院大、大阪産業大、大阪体育大、関西国際大、甲南大、天理大(以上、秋季リーグ1部校)、大阪経済法科大、大阪電気通信大、関西福祉大、関西外国語大学神戸国際大、摂南大、宝塚医療大、帝塚山大、姫路獨協大、兵庫大、桃山学院大、流通科学大<50音順>
関西六大学=大阪商業大学
東海地区野球連盟=皇学館大
【参加予定大学】
近畿大、京都先端技術科学大、吉備国際大
(写真説明)
講演を行った4氏。
濱名氏
宮崎氏
関氏
坂根氏
(写真説明)
万全の新型コロナウイルス感染予防対策。
(写真説明)
ゲスト企業は14社(2日間・延べ28社)が参加。それぞれのブースで採用担当者が学生向けに熱の入ったプレゼンが行われた
参加した学生は話を聞き漏らすまいと真剣な表情で耳を傾けていた。
(写真説明)
セミナー開催に即して学生たちにセミナーの説明、意義を説く(株)スポキャリ岡会長。(阪神大学野球連盟:常任理事)
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